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2004.10.15

やっと決心したのに。

今日の通院の際、悩んだ末の結論、「体外受精に進みますので紹介状をお願いします」を伝えるはずだった。
が、負けた。何にって? 運命かな強いていえば。

この先生は、わたしには気にくわないことだが、診察室に入る前にまず内診台に上がらせる。顔も見ないままにカーテン越しにエコーが始まるわけだ。やることは決まっているのだし、診るところはそこしかないのだから、これは合理的なやり方であるとは思う。が、わたしはどうも苦手である。まず患者の顔を見るべきじゃないか? 

閑話休題。
今日もいつも通りに内診台に上がり、卵胞の様子など見てもらっていると、「あれ?」との声。わたしにだっていいかげん見慣れたエコー画像だけれど、ぽっかり黒く空いたところが卵胞だ、くらいしかわからないから、自然ととがった声で尋ねてしまう。

「何かありましたか!?」
「やあ、ポリープだねー7mmくらいかな、うーん先月は見えなかったのかなー」

うっそー。なんじゃそれ。
子宮内膜に、ポリープができていたのであった。もしかしたらこれが着床を妨げているのかもしれない。こうなると、いくら体外受精をしようとも無駄である。せっかくのわたしの意気込みは、ふいになった。診察室での話し合いの結果はやはり、「来月まで様子をみてからファイバースコープで詳しく調べてみましょう、場合によってはとっちゃわないと次進めませんよ」ということになる。

なんだったんだここ1か月のわたしの煩悶は。いきなり7mmのポリープがぽこんとできるわけなかろうに。先月も、先々月も、そこにあったに違いないのに、どうして今まで見つからなかったんだ。チクショー泣いてやる。3歩進んで4歩下がった気分。わたしの赤さんは、また遠ざかってしまった。運命に翻弄される哀れな母子である。

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